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業界ブログ

2023年10月20日

【BugBug編集長・マス大澤の美少女ゲームHeadline】美少女ゲーム雑誌の編集長が最新耳より情報をお届け!! 年末商戦の豪華ラインナップからの意外な注目作も要チェック♪【第6回】

ナンバーワンの実力を誇る業界誌の編集長が中の人ならではのオススメ情報をお教えします

 美少女ゲームファンの皆様こんにちは。『BugBug』で編集長をしているマス大澤です。
 一気に肌寒くなってきた今日この頃。季節の変わり目なので体調管理には十分に気を付けて、楽しい美少女ゲームライフを送りましょう。

 気づけば10月で、年末商戦もすぐ目の前!! 美少女ゲームの秋という事で、今月どの作品をゲットするかがもちろん重要だけど、年末年始に向けて続々発表されてきている、大作揃いのラインナップにも注目ですよ。

 今月は大豊作だった先月・9月ほどではないですが、ジャンルも価格帯も注目作がバランス良くリリースされている印象です。
 まずフルプライスでは、人気クリエイター・タッグで描く青春純愛系の『彼方の人魚姫』(Wonder Fool)、調教ヤリ込み系でゲーム性も折り紙付きの『戦巫〈センナギ〉―穢れた契りと神ころも―(エスクード)。ミドルプライス~低価格では、キャラ萌えイチャエロ系の『アイコトバ -Silver Snow Sister-(あざらしそふと+1)、オネショタヌキゲーの人気シリーズ最新作『やらせてっ!てぃーちゃーリターンズ2(TRYSET)。
 秋の紅葉のように色とりどりな魅力的ラインナップ。秋の夜長に全部プレイしたくなっちゃいますね。

 10月発売作品で残念だったのが、『妹と彼女 それぞれの選択』(Waffle)の突然の発売延期。
 初めての彼女』で重厚な青春NTRを描いて注目を集めた原画・サブロー氏×シナリオ・間崎俊介氏の新進気鋭クリエイター・コンビが、4年振りに世に送り出す作品です。
 前作は「最高の切なさ」がテーマでしたが、今作は「最高のやるせなさ」がテーマ。兄と妹による禁断の近親愛を正面から描いた本作は、新時代の「妹ゲー」「シナリオゲー」としても大注目でした。
 発売直前の告知で12月発売に延期になってしまいましたが、理由は「当初の予定よりボリュームが増え、作品のクオリティを確保するために、やむなく」との事。
 年末年始にたっぷり遊び倒せるボリュームの作品が増えたと、前向きに考えましょう。

▲愛する妹と瓜二つの容姿を持った少女と出会い、兄妹の関係も大きく変わっていくというストーリーの『妹と彼女 それぞれの選択』。12月に発売は延期してしまったが、「最高のやるせなさ」がテーマという重厚な近親愛ストーリーに大注目だ

 10月のラインナップの中からBugBug編集部は、TRYSETの『やらせてっ!てぃーちゃーリターンズ2に注目。
 今年4月に『やらせてっ!てぃーちゃーリターンズ』で再スタートした、TRYSETの名作おねショタエロコメ『やらてぃー』シリーズ。ユーザーやファンの好評を受け、早くも第2弾のリリースが決定しました。

 注目は原画のみのる氏。TRYSETの専属原画家ですが、元々『やらてぃー』シリーズのファンで、好きが高じて求人に応募して入社したという、変わった経歴を持っています。
 そんなみのる氏が描き出すグラフィックは、元々ファンというだけあって、まさにノリノリ!! 今回の『2』ではGWでの屋外キャンプが舞台になるのですが、登場キャラたちを生き生き&エロエロに描いています。
 そんな若手クリエイターをリードするのが、ブランド代表のしゃちょー氏。老舗ブランドの経験と元ファンによる若い熱意が絶妙にマッチングして、シリーズに新たなエネルギーを生み出しているのです。

 まだまだ続きそうな活気に満ち溢れた、新『やらてぃー』シリーズ。おねショタ好きはもちろん、エロコメディー好きなら是非チェックしてみてください。絶対ハマること請け合いですよ!!

▲『やらせてっ!てぃーちゃーリターンズ2はすでにマスターアップ告知済み。大自然の中で繰り広げられる極上おねショタエロコメを堪能しよう♪

 最後には今月も、発表されたばかりの新作についてチェックしていきましょう。
 続々と大作・話題作が発表されていく年末商戦の中から、BugBug編集部は新ブランド・Liaisonのデビュー作『天瀬島は色恋ざかり』に注目しました。

 原画の一人、まんごープリン氏こそコンフィチュールソフトの『ギャル×オタ ~織川きららはお世話したい~』やSMEEの『ハジラブ -Making*Lovers-』でメイン原画を担当したことがありますが。その他のスタッフは、原画の45㍑氏、になお氏、鈴鳴いちご氏、シナリオのユガワラアキカズ氏、兎活氏、kid氏と、メインを担当するのは今回がほぼ初めてという、フレッシュな顔触ればかり。

 それでも編集部が本作に注目したのは、ジャンル名の「アオハルのキラキラを見つけるAVG」が指し示す通り、古き良き美少女ゲームの王道の素晴らしさが、作品紹介の節々から感じられるからです。
 華やかで目を惹くグラフィックや、一癖も二癖もありそうなキャラクター、そしてお嬢様学園しかない孤島に異性とは何かを教えに「生きた教材」としてやって来た主人公という舞台設定…等々。
 あの素晴らしかった美少女ゲームの輝きを、自分たちの手で今一度生み出そうという、若いブランドならではのエネルギーと勢いが、ビンビンに感じられました。

 それはnaoさん、榊原ゆいさん、彩音さんという、豪華アーティスト陣を揃えた、楽曲面からも分かります。最近は美少女ゲームに当たり前のように挿入される、オープニング曲やエンディング曲。しかし美少女ゲームが一番輝いていたあの頃の楽曲は、作品のシナリオやグラフィックと一体化していて、プレイした後に聞き直すと、それ迄と全く違った新たな感動が押し寄せてくる…そんな神曲ばかりでした。
 新ブランドでフレッシュなスタッフ陣にも関わらず、歌姫には大物アーティストばかりを起用しているのは、あの頃の楽曲の素晴らしさを、現代に蘇らせたいからこそでしょう。肝心の楽曲はまだ公開されていませんが、どんなメロディとムービーで楽しませてくれるのか、今から注目しましょう。

▲期待の新ブランド・Liaisonのデビュー作『天瀬島は色恋ざかり』が年末商戦に参戦。新しいブランドならではのフレッシュな魅力に期待しよう

 という感じで、今回のコラムはここまで。
 突然ですが、本コラムは今回でひとまず終わりになります。6ヶ月もの長きにわたりご愛読いただきありがとうございました。このコラムをきっかけに良い作品と出会えた人がいましたら、 この上ない喜びです。
 それでは皆さま、またいつかどこかでお会いできるその日まで。いつまでも、良い美少女ゲームライフを!!

マス大澤

美少女ゲーム雑誌・BugBug(辰巳出版)の編集長。BugBugは2022年11月号で30周年を迎える老舗雑誌だが、最初から編集長を務めていたわけではなく、編集部で本格的に舵を取り始めたのは1999年6月号から。2020年4月からはネット企画・BugBug.NEWSをスタートさせている。他にもHアニメを中心に紹介するムック・DVD BugBugや美少女ゲーム原作のR18版コミカライズなど、美少女ゲームを中心に様々な本を刊行している。BugBug.NEWSでは3周年記念企画で人気クリエイターや声優などを起用したコラムも連載中。是非こちらからチェックしてみよう!!

▲絶賛発売中のBugBug11月号は、Waffle最新作『妹と彼女 それぞれの選択』を総力特集。電子書籍も絶賛配信中だ

 

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