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業界ブログ

2023年6月23日

【BugBug編集長・マス大澤の美少女ゲームHeadline】あの美少女ゲーム雑誌『BugBug』の編集長がMoepediaに降臨!! 業界のご意見番が最新注目情報をお届け【第2回】

Moepedia発の連載コラム第2弾!! 業界誌の中の人ならではの切り口で新作美少女ゲームの気になる情報が満載

 美少女ゲームファンの皆様、こんにちは。美少女ゲーム情報誌『BugBug』で編集長をしている、マス大澤と申します。最近は情報サイト『BugBug.NEWS』も展開中です。
 先月よりMoepediaさんのご厚意で、最新の美少女ゲーム情報をお届けするコラムを掲載させていただいてます。新しい作品との出会いがあるかもしれないので、よかったら前回の記事も読んでみてください。

 ということで早速、今月の“月末エロゲの日”・6/30(金)の注目作品について、語ってゆきたいと思うのですが…実は今月はちょっと特別で、注意が必要なんです。何に注意すべきかというと、今月は月末金曜だけでなく、その前週の金曜・6/23、つまり今日にも注目作が発売されているんですね。

 それがぱれっとの2作品、『ましろ色シンフォニー -Love is pure white- Remake for FHD』と『ましろ色シンフォニー SANA EDITION』です。人気絵師・和泉つばす氏が手掛けた名作として名高いAVGのリファイン作ということで、どちらも話題性は抜群。秋葉原にあるWhite&CrossLoadでのコラボカフェの開催(6月21日(水)~7月7日(金))が決まったり、YouTubeで豪華なラジオ番組『ぱれラジ』を配信していたりなど、若いユーザーからも注目を集めそうです。

 肝心の“月末エロゲの日”・6/30(金)発売の作品では、『虜ノ誓 ~仲間のために身体を賭ける処女の仁義~』(Guilty)、『性感エステ 灯―AKARI―マキ(28)』(ぱじゃまエクスタシー)、『ギャル姉妹~ハーレムタイムが止まらない!~』(コンフィチュールソフト)、『寄生男 〜人妻はいつの間にか俺に寄生されている〜』(スタジオ奪)など、ヌキゲーに良作が揃ってます。これは最近のトレンド傾向と言えるでしょう。
 他にも『AMBITIOUS MISSION アフターエピソード2』(SAGA PLANETS)、『放課後シンデレラ2 ミニファンディスク ~君と踊る初めてのハッピーハロウィン~』(HOOKSOFT)といった、大ヒットした純愛系作品のファンディスクが、鉄板で人気を集めそうです。

▲『ましろ色シンフォニー -Love is pure white- Remake for FHD』と『ましろ色シンフォニー SANA EDITION』は、一部Hシーンにアニメーションを搭載したり、『SANA EDITION』は新規シナリオやHシーンも追加されるなど、大幅リファインされているぞ

 BugBug編集部による6月発売作品のイチ推しは、そんなファンディスクの中からFAVORITEの『ハッピーライヴ ショウアップ アンコール!!』をピックアップ。
 2021年4月にリリースされた『ハッピーライヴ ショウアップ!』のファンディスクで、本作にも登場したヒロイン・ミヤビをメインとした、もう一つのトゥルーストーリーを描いた作品です。あ、もちろん他の前作ヒロインたちのアフターストーリ―も、イチャエロ満載で収録してますよ。

 『ハッピーライヴ ショウアップ!』は、原画にベコ太郎氏、シナリオに高山大河氏と、メインスタッフに若手陣を起用した意欲作。それまでのFAVORITEは、『いろとりどりのセカイ』や『さくら、もゆ。-as the Night's, Reincarnation-』など、感動系・泣き系のシナリオゲーの印象が強かったかと思います。
 しかし本作『ハッピーライヴ ショウアップ!』は、ジャンル名の「絶対、夢を叶えてみせる! 恋と青春のパフォーミングAVG」が示すとおり、キャラゲーや萌えゲー要素の強い明るい青春恋愛モノになっています。仕上がりもサスガのクオリティで、これまでのブランドイメージを見事刷新することに成功しました。

 その意気込みは、本作を発表した際に、ブランドロゴに「NEXT GENERATION」という文字を入れ込んだことからも察せられます。いま発売中のBugBug7月号でFAVORITEのディレクターの水間ホシヒト氏とシナリオの高山大河氏にロングインタビューをしているのですが、やはり若い人たちが美少女ゲーム業界に入ってきてくれることの重要さを訴えていました。来年20周年を迎えるFAVORITEですが、熱意を持った若いスタッフたちと、ベテランスタッフたちとの化学反応が、本作の素晴らしさを生み出しているのでしょう。

 これからのFAVORITEはもちろん、今後の美少女ゲーム業界にとっても重要な作品になるであろう『ハッピーライヴ ショウアップ!』。前作をプレイした人はもちろんですが、未プレイな人も是非この機会にプレイしてみて下さい。本編からファンディスクまで一気にプレイできるのも、後からプレイする人の特権ですよ!!

▲音楽面の評価も高いFAVOLITEなので『ハッピーライヴ ショウアップ アンコール!!』は主題歌などにも注目。YouTubeのFAVOLITEチャンネルでOPムービーやカウントダウンムービーが見られるので要チェックだ

 最後に、発表されたばかりの新作についてもチェックしておきましょう。
 4月の後半に夏休み商戦の注目作が一気に発表されましたが、その反動か先月は発表された数は少ない結果でした。しかし注目作はもちろん色々ありますよ。

 BugBug編集部では、9月29日発売予定のCRAFTWORK新作『Geminism ~げみにずむ~』に大注目。あの伝説的カルト作品『さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜』のスタッフも再集結し、特に原案・原画・監修を担当する長岡建蔵氏は何と17年振りの美少女ゲーム制作復帰とのことで、話題性は抜群です。

 公式HPには、「この演目(ゲーム)は虚構(フィクション)です。虚構を虚構として受容出来ない方、とりわけ、欠損した人体を忌避する方、健常者にしか人権を認めない方等には、精神的嫌悪感を与える可能性があります。上記に該当する方は遊戯(プレイ)をご遠慮くださるよう、あらかじめお願い申し上げます。」の警告文が。
 さすがは『さよ教』を世に問うたブランド…こんな警告をされたら、どんな作品なのか逆に興味が止まらなくなっちゃいますよねぇ。

 『さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜』が発売されたのは22年前の2001年ですが、この頃はまさに美少女ゲームに勢いがあった黄金期。
 以前にBugBug.NEWSで「BugBug CLASSICS」と題して2002年4月号に掲載した2001年の年間ランキングを元に編集部座談会を掲載したことがありますが(前編後編)、そこに登場する2001年発売の作品をピックアップしてみましょう。『大悪司』(アリスソフト)、『君が望む永遠』(âge)、『Pia♥キャロットへようこそ!!3』(F&C FC02)、『顔のない月』(ROOT)、『鬼作』(エルフ)、『水夏〜SUIKA〜』(CIRCUS)、そして同人ゲームでは『月姫』(TYPE-MOON)と、まさに錚々たるラインナップ!!

 そんな黄金期に発売され、今も語り続けるカルト作品の直系の新作が、この令和の時代にプレイできるという奇跡。新たな伝説をリアルタイムで体験できる幸せを嚙み締めながらプレイしましょう。

▲こちらは『Geminism ~げみにずむ~』メインビジュアルの一つ。武器を突き付けあう双子(?)の美少女や、包帯に顔を隠した学生服の男など、早くも怪しい雰囲気満載だ

 という感じで今回のコラムはお終い。先月は初回で予定よりも多く書き過ぎてしまいましたたが、今月はさらに文字数が多い気が…!? 紙と違ってネットは制限がないから、ついつい書き過ぎちゃうよ。

 次回も“月末エロゲの日”の1週間前ぐらいに掲載する予定。 なので7月21日(金)あたりにMoepediaをチェックしてみてください。次回も業界誌の中の人ならではのとって出し情報をお届けする予定ですよ。
 それでは皆さま、良い美少女ゲームライフを!!

マス大澤

美少女ゲーム雑誌・BugBug(辰巳出版)の編集長。BugBugは2022年11月号で30周年を迎える老舗雑誌だが、最初から編集長を務めていたわけではなく、編集部で本格的に舵を取り始めたのは1999年6月号から。2020年4月からはネット企画・BugBug.NEWSをスタートさせている。他にもHアニメを中心に紹介するムック・DVD BugBugや美少女ゲーム原作のR18版コミカライズなど、美少女ゲームを中心に様々な本を刊行している。最後に告知を一つ。ムック『DVD BugBug』VOL.40の表紙を飾った、みるくふぁくとりー『もっと!孕ませ!炎のおっぱい異世界おっぱいメイド学園!』リグジュアル&ディゼニアの、赤木リオ氏による描き下ろし「表紙ver」とエッチな差分イラストを使用した「えっちver」のB2タペストリー2種類が、応募〆切が7月5日(水)に迫ってきてます。BOOTHの【BugBugショップ】からネットで注文できるので、みるふぁくファンやおっぱいファンはお早めにご注文ください!!

▲絶賛発売中のBugBug7月号は、ensemble『乙女の剣と秘めごとコンチェルト』を巻頭で大プッシュ。電子書籍も配信中だ

 

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